サハシ カツヒコ
  佐橋 克彦   社会福祉学部 福祉計画学科   教授
■ 標題
  「改正介護保険制度下におけるサービスの応答性及び選択性の向上可能性-準市場における情報開示の観点から-」
■ 概要
  2000年4月より施行された介護保険制度は急速な少子高齢化の進展,要支援・要介護者の増加に伴って2005年に改正介護保険制度として再構築された.介護保険制度を介護サービス提供体制における準市場化として捉えた場合,わが国における介護保険制度の準市場化は一般的市場の形態に近似しており,とりわけ市場構造と公平性の部分で問題点があることを指摘した.一方,介護保険制度は事業者補助から利用者補助へ転換することによりサービスの選択性や応答性が高まったことも一つの事実である.しかし,制度開始当初からみて改正介護保険制度ではそれらがどのように変化あるいは向上したかを整理した研究はほとんど見られなかった.そこで本研究では利用者(家族を含む)とサービス提供者が対等な立場に立つことが可能な準市場において重要とされる「情報の非対称性の緩和」が改正介護保険制度下でどう進展を遂げたのか,応答性及び選択性の観点から明らかにした.とくに応答性の向上が重要であるとし,サービスメニューの柔軟化の必要性を論じた.
   共著   利用者の視点による介護サービス選択のための評価基準作成の研究   北星学園大学文学部心理・応用コミュニケーション学科 田辺毅彦   pp.3-5   2007/05