ミヤザキ ヤスシ
  宮崎 靖士   社会福祉学部 共通部門   教授
■ 標題
  【連載記事へのコメント】新日本語の現場 76-方言の戦い
■ 概要
  方言を用いた日本近代文学作品の代表例として、谷崎潤一郎『卍』(初出稿)の特質を解説した。特に初出稿の連載過程に認められる、標準語的な文体から関西弁への変化をとりあげ、そのような文体の変化の背景に、関西弁がもつ「曖昧さ」の発見と、そのような言葉の感覚を積極的に評価し作品の構成力として活用するに至るという、谷崎における関西弁への関心のあり方の変化が想定できることを述べ、それを方言がもつ力の一例として紹介した。
   単著   読売新聞朝刊   読売新聞社   2006年8月30日   2006/08