ミヤザキ ヤスシ
  宮崎 靖士   社会福祉学部 共通部門   教授
■ 標題
  書評 高橋広満著『近代文学の古層とその変容』
■ 概要
  本書評では、対象となる書物の基本的な指向性を、個別の対象について、その素材の検討に一旦遡行しつつも、それを「典拠」とする妥当性をその具体相とともに確認した上で、それがどのように操作され、個別のテキストの目的へ向けて奉仕させられているかの追跡へと転じる点に求められることを指摘した。そして、合計で一五本にわたる各論考において跡付けられようとしているそのような傾向を要約しつつ追跡し、更にこの書物が今後の日本近代文学研究に対して提示する可能性の一端を、G・ジュネット以降のナラトロジーとの接続という観点から述べた。
   単著   日本近代文学   日本近代文学会   87号   pp.161,164   2012/11