タザワ ヤスヒロ   TAZAWA,Yasuhiro
  田澤 安弘
   所属   北星学園大学  社会福祉学部 福祉心理学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03
形態種別 査読のない論文
標題 感情状態のセルフモニタリングを併用した際の多元的ブリーフセラピーの不安低減効果に関する検討
執筆形態 単著
掲載誌名 北星論集
掲載区分国内
巻・号・頁 (58),27-32頁
概要 本論の目的は、セルフモニタリングの手続きを、定型化された多元的ブリーフセラピーのプロセスに追加した際の不安低減効果について検証することである。そのため、構成法を用いて、多元的ブリーフセラピーの手続きに加えて感情状態のセルフモニタリングを実施するセルフモニタリング群と、定型化された多元的ブリーフセラピーのみに導入する統制群の不安の変化を比較することで、追加された手続きによって多元的ブリーフセラピーの不安低減効果がどの程度増加するのか、両群の変化のパターンに違いが認められるのか検討を加えた。従属変数をSTAIの特性不安得点、独立変数を群および時間とする反復測定による二元配置分散分析を行った結果、交互作用は有意ではなかった。群の要因と時間の要因についてそれぞれ主効果の検定を行ったところ、前者については認められなかったが(F(2,35)=0.656, p=.423, ηp2= .018)、後者については主効果が認められた(F(2,35)=37.644, p=.001, ηp2= .518)。以上のことから、新たな手続きとしてセルフモニタリングを多元的ブリーフセラピーに追加したとしても、さらなる不安低減効果は見込めないことが理解された。